2021年4月9日
先日の手話サークルは武庫川沿いをお散歩する企画だった。
その日はとても天気も良く、自転車で向かうと
風に吹かれて桜がハラハラと落ちてゆくさまが何とも美しく
思わず自転車を停めて写真を撮った。
すると「いやぁ~、そんなんどうやってしますのん?」と声がして、
振り向くと20歳ほど私より先輩の女性が少し恥ずかしそうにスマホをもって
立っておられた。
「娘に買ってもらったんやけど、使い方がようわからんもんで・・・」
じゃぁちょっと触りますね~と、言いながら、にわか青空スマホ教室はじまりはじまり。
かんたんスマホなるものを私も初めて手にしたのだが、確かに何の迷いもなく
操作することができた。少し大きめのアイコンの下に「写真」「撮影」など
書いてあった。
「ああ、よかった。これで先生の俳句が撮れるわ。お忙しいだろうから
撮って差し上げようと思ったの。」
よく見ると、桜の木一本一本に歌がしたためられている。
三田らしいな。
子どもが習字を習っていた頃、夏が近づくと子どもたちは一人一人灯篭に書を書き、
それを三田まつり当日に武庫川沿いに飾っていたのだ。なつかしい。
作品を作る楽しみ、飾る楽しみ、探す楽しみ、そして感想を伝え合う・・・
幾重もの楽しみを重ね合わせている。
そして桜の木のそばには水仙やすずらんがにぎやかに咲き誇っている。
これもボランティアサークルの方が集まって育てているものだ。
この福祉センターの周りには、いつも温かい優しいものが集まっているような気がする。
そんな中、福祉センター駐車場にはドーンと見慣れない大きな白い仮設小屋のようなものが。
コロナワクチン接種のために設置されたものらしい。
三田市の高齢者ワクチン集団接種 5月17日から|三田|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)
ここじゃないといけないのかな?
普段でも駐車場が足りないくらいなのに、健診で来られた赤ちゃん連れの方や
高齢者や障害者も多く集まるこの場所に・・・
少しでも早く、このような仮設小屋が無くなるように願うしかないのかな。