2022年2月1日
令和3年春から、中学校では新しい教科書を使用している。
どの教科も指導要領に基づき改変されたのだが、特に難易度が上がった教科は英語である。
昨年度までの教科書では中学校で覚えるべき単語数は約1200語。
ところが今は1600語~1800語。
ただしこれは中学校で習う新出単語の数で、小学校英語で600~700語は別。
すなわち、中学3年生までに2200~2500語を学習することとなる。
中学1年生では約1000語以上・・・。はぁ~??
で、今回のタイトルにもある「clubfoot」という単語。
私、初めて聞きました。中1のLesson7の物語文に出てきます。
Basketball is my life. I had a clubfoot, but I still played.
At age thirteen, my foot’s condition changed.
I could not play basketball anymore.
これが中1の内容と驚きませんか?
【Read 物語文】の単元なので難しい単語には意味が書いてあるのですが、
それでも still, could, anymore は太字(重要語句)と扱われています。
話は戻して、clubfoot 内反足 だそうです。
内反足? これまた初めて聞きました。
ないはんそく って読み方も自信なかったわ。
意味:足のつま先の骨が内側に変形した状態になること
Weblio英和辞書ではレベル28。博士・達人・賢者のその上、大学者レベルって。
なんでわざわざこの単語使うの?
club と foot 、違う単語組み合わせたら全然意味の異なる単語になることもあるよ
と知らせたかったの?
生徒はどれが難しくてどれが簡単か見分けられません。
教科書に書いてあることがすべて重要だと信じている子もいるし、
もはや「ついていけない」と諦めている子も多いでしょう。
だから教室では、それぞれの生徒に合わせて、
最低限理解してほしいことを中心に指導しています。
点数が上がらないと心配されている親御さんも多いと思いますが、
生徒の置かれてる状況をまず知っていただけると幸いです。
そして叱咤激励の激励マシマシで(笑)
お子さんの精神的支えになっていただきたいなと願う今日この頃です。