2022年5月29日
子どもたちと話していると、いろんな発見があって興味深い。
少し紹介すると・・・
国語の文章で『父はかっとなって手を挙げた』という慣用句が出てきたので
「これってどんな様子?」と聞いてみると、
「ハーイ」と言って、片手を真上にぴんと伸ばして手を挙げていました。
あまりの可愛い仕草にその場はやんわりと冗談交じりで正しましたが、
振り返って考えてみると「言葉を知らないなぁ~」で終わる問題でもないのです。
小学生にとって「手を挙げる」=発表する が当たり前の世界。
ましてや 怒って人を殴るなんてありえない、と思ったことでしょう。
時代が変わって常識やしきたりも変わり、大人と子どもの共通認識が
どんどんずれてきているのです。
他にも・・・
数学(確率)「さいころって何? 見たことない」
数学(方程式)「消費税って何? 自分で買い物したことがない」
理科(力)「支点から離れるほど大きな力が働く? シーソーを知らない」
社会(地理)「日本海側は冬の降水量が多い? 行ったことない。見たこともない」
いろいろありますが、教室では生徒のわかるとこまでハードルを下げて
できるだけ身近な例を想像しながら説明します。
あるいは辞書で調べたり、スマホで検索して映像を見せることもあります。
でもこういった勉強は家でも十分できるので、
おうちのかたのエピソードトークなどを交えながらやってみると
けっこうおもしろいですよ。
それと料理はぜひ一緒にやってほしいです。
物のかさの概念、比例の考え方、濃度、地域・国とその特産物、等々。
吸収してほしいことは山ほどあります。
・・・と偉そうにいろいろ書きましたが、
母親としての私は自分でやっちゃいがちで ^_^;
待つ姿勢、失敗を許す寛大な心...修行の日々は続きます。