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お知らせ

しくじり先生(珍しく長文)

2022年11月21日

生徒たちの高校進学のことを考えていたら、

少し自分自身のことを振り返りたくなりました。

 

中学時代は授業の内容は再現できるくらい集中して聞いていたので

テスト・内申点ともに申し分のない成績でした。

当時住んでいた西宮市の高校入試は総合選抜制度(現在は廃止)だったので

「志望校」という概念もなく、居住地によって入学する高校が決められていました。

落ちるのは学年で数人程度。

ゆえに高校そのものにあまり関心がなく、

「将来は学校の先生になれればいいかな」とぼんやり考えていました。

そして近くの高校に入学。

高校から運動部に入り、体力はついたものの、あれだけ集中していた授業中に

居眠りをするようになりました・・・(しくじり①)

そして生徒にお構いなしに一方的に進められる授業に嫌気が差し、

好きな英語だけは予習復習を欠かさないけど、あとはただ座っているだけのような

状態が続きました(しくじり②)

それでも学年で50番前後だったので、大学進学については

あまり心配をしていなかったのです(しくじり③)

経済的な事情もあって塾には通っておらず

また周りを気にしない性格(おめでたいやつ)なので

大学についての情報は皆無でした。

高3になり、進路相談もあったのでしょうが何一つ覚えていません。

9月になると、「○○部のマネージャーが指定校推薦で受かったらしい」

「えっ、あの成績で?!」みたいな話が、

ボケーっとしている私の耳にも入るようになりました。

『シテイコウって何?』⇒このレベルです(無知)

そして模試を受ける程度しか準備せずに受けたセンター入試。

結果、玉砕。経済的な事情で私大は受けず、浪人決定!

ひどい話です。当たり前の話です。

何らこれといった努力もせず、焦りもせず、失敗する。

当たり前なんです。

間違っても合格しなくてよかったと、今は思えます。

ただ、当時は絶望でした・・・

「中学時代、あんなにできてたのに・・・」

この気持ちが結構長い間、私の頭の中をくすぶり続けました。

きっと親もそう思ったことでしょう。

親に近くの予備校に通うことを懇願し、しぶしぶ行かせてくれました。

あまりにも申し訳ないので受験代くらいは稼ごうと、

平日の空き時間と土日はバイトをできるだけしました。

ううっ、辛い、暗黒時代・・・

ところが、この浪人生活で培ったものは非常に大きかった。

1,「受験にはテクニックがある」ということを知る。

2,バイトをして働く楽しさを知り、今まで知らなかった世界を知る。

3,育った環境や将来の目標が違う友達ができ、支えあう大切さを知る。

この1年の経験、苦々しい思い、諸々のことが今後の人生にとっての要になったことは

間違いありません。

「青春はどどめ色~」まさしくですよ  *1

まぁ、青春のほろ苦い話は正直、こんなもんでは収まりません。

まだまだ続きもあるのですが、また気が向いたら書くかもしれません。

聞いてくれたらいつでも話します(笑)

 

あまりくよくよしない性格なのですが、最後にこれだけ伝えたい!

私が後悔していること・・・

①英語が好きという理由だけで文系にしたこと

②悩んだときに周りの友達や大人に相談しなかったこと

③世の中にはいろんな仕事があることを意識しなかったこと

 

どなた様も何か相談事があれば、遠慮なくメッセージ送ってくださいね~

 

*1 引用はこちら 胸がキュンとなる作品「青春病」藤井風

藤井風 (Fujii Kaze) – 青春病 (Seishun Sick) Lyrics | Genius Lyrics